一番暗いところにたどり着いたと思ってた.でもその先に…もっと暗い闇が見えたんだ

2006/10/22

秋の息吹に包まれて

どんなにはしゃいでいても,心が満たされるのは酔っ払っているほんの一瞬で,自分のことを想ってくれる人が隣にいないとどうしようもなく孤独である.

もちろんそんなのはまやかしかもしれないし,どこからどこまでが精神的なものかはわからないけれども,歳を取るごとに孤独が怖くなって,いたたまれない気持ちになる.

昔は不器用で不恰好だったけれども自分の信念があって,歪んでいたかもしれないけど野望があり,独りだって生きていけると思っていた.でも,いまの自分は駄目だ.

金木犀の薫ほりに秋を感じて空を眺め,透き通るように綺麗な秋の雰囲気を誰かとともに共有したいと願ってしまう.一夜の繋がりなんかではなくて,自分と相手の心を共鳴させたいなと切に欲している.

季節の所為か歳の所為かはわからないけれども,随分ナイーブになってしまったもんだ.
やれやれ….