一番暗いところにたどり着いたと思ってた.でもその先に…もっと暗い闇が見えたんだ

2006/09/17

ツクツクボウシと一緒に泣いてみた

つくつくぼーしの鳴き声が,泣き声に聴こえてならない.夏は別れを告げずに去ってしまったんだ,どんなに叫んだって戻ってきやしないぜ? 数え切れない季節と年月が忘れ去られてしまったように….

さて,私はとても出不精で,飲みに行くトキくらいしか外に出ない.だから外の世界が何も見えちゃいないし,わかっていないのだろう.

週に1度は確実に飲みに出るので,人並み以上には新宿や渋谷を訪れていると思うのだけれども,それは駅と店の往復だけでしかない.

そして,いつも通りしこたま飲んで,欲望か好奇心かどちらともつかないが,昨夜は新宿で女の娘を拾ってきたようだ.二日酔いで知らない娘と迎える朝は実に空虚である.
本当に欲しいものはもう失われてしまっていて,私が手にしたのは心を癒すものではなくて,欲求を満たすものでしかないのだ.昔大好きだった人を想い出して,無償に愛が欲しくなり涙を零してしまいそうだった.

そして本日は渋谷へ.二日連続飲酒をすると,大体身体が拒否の姿勢を現すのでまずしないのだが,家にいたら腐ってしまいそうな気がして,たまたま友人から飲みの誘いがあったから撃って出ることにした.

アクティブな友人が可愛い女の娘(大阪から来ていた旅行中の女子大生)に声をかけ,楽しく飲むも流石に釣れずにおうちへ帰ってきた.結果は出せていないが,悪くない気分だ.ナンパという自発的な機会を楽しめたことが満足感に繋がっているのだろうか?

いつも思う.自分がいつも踏み出せないだけで,可能性はそこにある.
欲しいものは欲しいと素直に表現しよう.そしてなにより行動に移さないと欲しいもの手に入るはずもない.
時間の尊さと,大きな可能性の満ちた街にいながら,ほとんどアプローチできていない自分に喝を入れ,次に活かしたいと決意を新たにしたい.