太陽は柔らかな光を大地に注ぎ,風は透き通るように穏やかだ.
そんな素敵な長月最後の日曜日,二日酔いのまま引き篭っている自分がいる.
なにをどうすれば上手くいくのだろうか?
いつまでこんな目的のない日々を過ごせば良いのだろうか?
考えるだけで憂鬱な気持ちになる.
昔は飲めば幸せな気持ちになれた.
飲んだって事態が好転するわけなどないのだけれども,それでも飲んでいれば救われるような気がした. 錯覚をできるだけ鮮やかに描けば,それを現実と見間違えるようになれる?
まさか.
日が暮れるのが早くなった.
ねぇ,半袖でいると夜風が身体を包み,心まで冷たく乾燥させていく.
悲観的になってはいけない.わかっている.
ただ,楽観的になるためには,それなりの自己を確立しなくてはならないだろう.
長い道のりだ….